こんにちは。いしかわ鍼灸整骨院のブログを担当している仲塚です。
日常生活の中で「足をひねってしまった」「運動中に足首をグキッと…」という経験はありませんか?
それは、**足関節捻挫(そくかんせつねんざ)**かもしれません。
軽く見られがちですが、適切な治療をしないと、クセになる可能性もあるのです。
1. 足関節捻挫とは?
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足関節捻挫とは、足首の関節周辺の靭帯が伸びたり、部分的に切れたりする状態です。
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特に「外側側副靱帯」の損傷が多く、足の外側に体重がかかったときに起こりやすいです。
- 靭帯だけではなく、その周囲にある筋肉にも強い衝撃が加わり、そこで一気に縮こまってしまった筋肉が、過緊張という状態を起こしてしまいます。
- 過緊張を起こした状態は、血液の巡りが悪く、
- 筋肉の(酸欠状態)、(栄養不足状態)が起こり、結果的に回復を遅らせてしまう可能性が非常に高いのです。
- (捻挫の重症度⚠️)
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❶ I度(軽度)微小損傷
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- 症状: 靭帯に微細な損傷がある。痛みや腫れが少ない。皮膚の変色(あざ)はほとんどない。
- 症状: 靭帯に微細な損傷がある。痛みや腫れが少ない。皮膚の変色(あざ)はほとんどない。
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- 特徴: 関節の緩みはなく、体重をかけても歩ける場合がある。
- 回復期間: 1週間〜10日程度で回復することもある。
- 特徴: 関節の緩みはなく、体重をかけても歩ける場合がある。
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❷ II度(中度)部分断裂
- 症状: 靭帯の一部が断裂している。痛みや腫れが強い。皮膚の変色(あざ)が見られることがある。
- 特徴: 関節の緩みや可動域の低下が見られる。
- 回復期間: 3週間〜1ヶ月以上かかる場合がある。
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❸ III度(重度)完全断裂
- 症状: 靭帯が完全に断裂している。激しい痛み、腫れ、皮膚の変色(あざ)がある。
- 特徴: 関節が不安定になり、体重をかけることが困難になる。
- 回復期間: 数ヶ月かかることがある。
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2. 原因と発生しやすいシーン
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スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地
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ヒールやサンダルなど不安定な靴を履いているとき
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段差や階段で足を踏み外したとき
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3. 主な症状
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足首の痛み
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腫れ・内出血(皮下出血)
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可動域の制限(動かしにくい)
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歩行時の痛みや不安定感
- 足首周囲に存在する筋肉の過緊張
4. 放置するとどうなる?
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靭帯が緩んだままになると**「捻挫ぐせ」**がつく
足関節に関係する、筋肉の過緊張が取れず慢性的な痛みや不安定感が残ることも
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将来的には足関節の可動域が低下してしまう機能障害のリスクも
5. いしかわ鍼灸整骨院での施術
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【急性期】
→筋徒手療法による血液循環の改善。それによる組織の修復と筋肉内部環境の改善 -
→ ハイボルト治療器による疼痛抑制、治癒促進
- → 鍼での痛み緩和、治癒促進
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【回復期】
→急性期と同様。筋徒手療法による血液循環の改善。それによる組織の修復と筋肉内部環境の改善 -
→ ストレッチ、可動域訓練
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→ 筋力トレーニングなどの指導
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→ 鍼での痛み緩和、治癒促進
- → ハイボルト治療器による疼痛抑制、治癒促進
6. 予防のためにできること
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足首周辺のストレッチや筋力強化
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スポーツ前のウォーミングアップ
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自分の足に合った靴を選ぶ
まとめ
足関節捻挫は軽く見られがちですが、正しい治療が非常に大切です。
足を捻った際の衝撃からくる筋肉の緊張が、血液循環の低下を起こし、損傷部位の修復を妨げて、治癒を遅らせてしまうケースは多々あります。また筋肉の緊張から関節の可動域(動き)が狭くなってしまうことも。
「少しひねっただけ」と放置せず、ぜひお気軽にご相談ください。










