ブログ

2025.10.27

足関節捻挫について

こんにちは。いしかわ鍼灸整骨院のブログを担当している仲塚です。

日常生活の中で「足をひねってしまった」「運動中に足首をグキッと…」という経験はありませんか?

それは、**足関節捻挫(そくかんせつねんざ)**かもしれません。

軽く見られがちですが、適切な治療をしないと、クセになる可能性もあるのです。


1. 足関節捻挫とは?

  • 足関節捻挫とは、足首の関節周辺の靭帯が伸びたり、部分的に切れたりする状態です。

  • 特に「外側側副靱帯」の損傷が多く、足の外側に体重がかかったときに起こりやすいです。

  • 靭帯だけではなく、その周囲にある筋肉にも強い衝撃が加わり、そこで一気に縮こまってしまった筋肉が、過緊張という状態を起こしてしまいます。
  • 過緊張を起こした状態は、血液の巡りが悪く、
  • 筋肉の(酸欠状態)、(栄養不足状態)が起こり、結果的に回復を遅らせてしまう可能性が非常に高いのです。
  • (捻挫の重症度⚠️)  
  •  

  • ❶ I度(軽度)微小損傷
      • 症状: 靭帯に微細な損傷がある。痛みや腫れが少ない。皮膚の変色(あざ)はほとんどない。
      • 特徴: 関節の緩みはなく、体重をかけても歩ける場合がある。
      • 回復期間: 1週間〜10日程度で回復することもある。
    • ❷ II度(中度)部分断裂
    • 症状: 靭帯の一部が断裂している。痛みや腫れが強い。皮膚の変色(あざ)が見られることがある。
    • 特徴: 関節の緩みや可動域の低下が見られる。
    • 回復期間: 3週間〜1ヶ月以上かかる場合がある。
    • ❸ III度(重度)完全断裂
    • 症状: 靭帯が完全に断裂している。激しい痛み、腫れ、皮膚の変色(あざ)がある。
    • 特徴: 関節が不安定になり、体重をかけることが困難になる。
    • 回復期間: 数ヶ月かかることがある。

2. 原因と発生しやすいシーン

  • スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地

  • ヒールやサンダルなど不安定な靴を履いているとき

  • 段差や階段で足を踏み外したとき

  • など

3. 主な症状

  • 足首の痛み

  • 腫れ・内出血(皮下出血)

  • 可動域の制限(動かしにくい)

  • 歩行時の痛みや不安定感

  • 足首周囲に存在する筋肉の過緊張

4. 放置するとどうなる?

  • 靭帯が緩んだままになると**「捻挫ぐせ」**がつく

足関節に関係する、筋肉の過緊張が取れず慢性的な痛みや不安定感が残ることも

  • 将来的には足関節の可動域が低下してしまう機能障害のリスクも


5. いしかわ鍼灸整骨院での施術

  • 【急性期】

     →筋徒手療法による血液循環の改善。それによる組織の修復と筋肉内部環境の改善

  •  → ハイボルト治療器による疼痛抑制、治癒促進

  •  → 鍼での痛み緩和、治癒促進
  • 【回復期】


     →急性期と同様。筋徒手療法による血液循環の改善。それによる組織の修復と筋肉内部環境の改善

  •  → ストレッチ、可動域訓練

  •  → 筋力トレーニングなどの指導

  •  → 鍼での痛み緩和、治癒促進

  •  → ハイボルト治療器による疼痛抑制、治癒促進

6. 予防のためにできること

  • 足首周辺のストレッチや筋力強化

  • スポーツ前のウォーミングアップ

  • 自分の足に合った靴を選ぶ


まとめ

足関節捻挫は軽く見られがちですが、正しい治療が非常に大切です。

足を捻った際の衝撃からくる筋肉の緊張が、血液循環の低下を起こし、損傷部位の修復を妨げて、治癒を遅らせてしまうケースは多々あります。また筋肉の緊張から関節の可動域(動き)が狭くなってしまうことも。



「少しひねっただけ」と放置せず、ぜひお気軽にご相談ください。


 

24時間LINE予約受付中24時間LINE予約受付中

※診療時間外のお問い合わせについては、翌営業日以降に返信させていただきます